壁新聞から伝わる学生の主張

1月14日に愛知教育大学で学生が新聞を使って切り抜き新聞を作成する”NIE”について講義を見学した。先生は、岡崎市内の前小学校校長の荻野嘉美先生。NIEとは”Newspaper In Education”日本語では「教育に新聞を」と訳す。

この目的は①児童生徒の社会への関心を高め②情報を「読み解く」力③問題を「解決する」力を身につけてもらうこと。将来先生になる学生に教育方法の一つとして新聞活用法を紹介した講義。

前回までに、各学生が新聞記事の中から興味を持ったテーマの新聞記事を切り抜き、壁新聞を製作し、今回発表を行った。外部講師には、中日新聞社より川本講師を招き各学生の作品をプロの目から講評と指導を行った。

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学生は新聞を読まないという声が世間では多いが、ここでは違ったようだ。この講義を受講している学生の壁新聞は、興味深い作品が多く、学生らしい視点で作られた壁新聞が多かった。

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壁新聞のテーマは「原発問題」「北朝鮮問題」「センター試験の形式変更」「震災」「ノーベル賞」「大相撲」「少年法」「18歳からの選挙権」「マイナンバー」についてなど。壁新聞は個々の主張が反映され、普段、新聞を読む中で得た情報も、その壁新聞を見て改めて深く考える内容もあった。

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川本講師からは、学生たちの努力を讃えつつも、プロの視点で修正が加わる。

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中でも「見出し」の説明は新鮮だった。

「見出し」はあくまで作者の主張、言いたい事を入れる必要がある。学生の見出しに多かったのが「どうなる○○?」。これは「見出し」としてふさわしくない。「見出し」は、どれだけ「自分の言いたい事を伝える事ができるか」がポイント。そうでなければ見出しではなく”項目”となってしまうと言う。

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新聞記者の中には色々なタイプがいるようで、「ネタを拾うのが得意」な記者、「文章を書くのが得意」な記者など様々。現場に足を運ぶという意味でも取材の量は大切だが、多すぎて整理できないのも問題。1つの主張にまとめるには技術が必要とのこと。文章が苦手な記者には「仮見出し」を考えさせる。それは文章を書く上で何が無駄なのか見えるようになってくるからだ。

川本講師が愛知教育大学の大学生と関わる中で、学校の先生は、育てた教え子の成長が見えるが、記者は、書いた記事の反響に直接触れる機会が多くない。でも、まれに「あの記事よかったわよ」と言われる読者のために今日も記事を書くと学生たちに話をする。

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今回、見学した学生は、壁新聞の制作を通して、関心のあるテーマを発掘し、そこにそれぞれの「主張」を加えた。将来教壇に立ってもこの経験を活かしてほしい。

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