国の天然記念物、井ケ谷町の小堤西池カキツバタ群落が花の見ごろを迎えている。
青紫の濃淡の花がさわやかな薫風に揺れ、市内外から訪れる人たちの目を楽しませている。
日本三大カキツバタ自生地の一つで、約2万平方�辰旅�大な池に花が群生する。毎年秋には、地元有志の「小堤西池のカキツバタを守る会」を中心に草刈りをするなど花の保護活動に努めている。
今年は開花のピークが例年より1週間ほど早め。近藤孝三会長(井ケ谷地区長)は「今年もきれいな花が咲いてくれてうれしい。花の保護に尽力してくれた皆さんのおかげ」とほおを緩ませていた。
5月下旬まで池の脇に設営したテントで会員らが案内する。駐車場は洲原公園の第2、第4駐車場を利用。
市公共施設連絡バスを利用する場合は「洲原公園北口」で下車する。
【写真】青紫の花が鮮やかなカキツバタ