地域で守るカキツバタ

国の天然記念物、井ケ谷町にある小堤西池のカキツバタ群落で9月3〜6の4日間、地元住民の「守る会」や企業、中学校、各種団体のボランティアら延べ約410人が参加し、花の保護を目的とした草刈りに汗を流した。

カキツバタは5月中旬に花の見ごろを迎えるが、夏場になるとヨシやアンペライが高く伸び、花の生育を妨げてしまうため、毎年この時期に手分けして除草作業を行っている。

初日の9月3日は守る会をはじめ、市自治連合会OB会、イデキューなどから約100人が参加。長袖、長ズボンの格好で鎌を手に池に入り、ぬかるんだ足元に注意しながらカキツバタを傷つけないように草を刈り取った。池の北側にある丘陵地の竹の伐採も行った。35分置きに休憩を入れ、地元の婦人会がお茶やお菓子を準備した。

腰を屈めて行う草刈りは楽ではないが、参加者の表情は晴れ晴れ。守る会の近藤孝三会長(井ケ谷地区長)は「カキツバタは地域の象徴です。来年もきれいな花が咲くようにと、力を貸していただいた皆さんに感謝したい」と話していた。

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